最近電子書籍本格デビューを果たしたため、買ってはあったが読んでいなかったKindle版「かもかて外伝」を読むなど(Web版はもちろん読んでいます、念のため)。
改めてこう……タナッセの地雷踏み加減が酷くて明後日を向くしかありません。
ヴァイルさんが可哀想すぎる。
じゃぁタナッセにあれ以上何が出来たよ?というと、まあ何も出来なかったよねとしか言い様もなく、つまりは本編へ続く。
タナッセ→ヴァイルに対する地雷踏み含めたすれ違い描写を今更自分用にまとめる。
ヴァイル→タナッセの地雷踏みやすれ違いは読んだとおりなので省略。
・王配という立場へ引け腰(第一話)
「おーはいがいやじゃないなら……」で先を続けなかったのは、イルアノが言うところのヴァイルの聡さが発揮されてる感じでなんとも。
・誘拐エピは全体的に(第三話)
既にミラネやばあやで城の外での幸せや自分がいた故の不幸を知ったヴァイルに、お前がいなければこんな状況じゃなかった&置いていくぞ&城嫌いからの、理由があるとはいえ実際に一人にされた……はフルコンボ決めてて最早鮮やか過ぎる。
・城帰還後、自分から会いに行かない&ディットンへの同行を思案(第四話)
これ、地味にヴァイルに利いてると思ってます。
・手を取らない(第四話)
外伝では手を繋ぎシーンが頻出するし、ヴァイルの反応はあれだしで、やっちゃった感がすごいですよね。ヴァイルなんか本編愛情での重要イベントが「湖上の約束」な訳で。
・五話も全体的に
ヴァイルは武芸を始めてからは将来男宣言していた(質問企画)訳で、それを「女になる…………いや男! 男で!」と宣言し直してまで男になったのは、ヴァイル視点裏切り。
接触への強い拒絶。
石壁塞ぎ。
詩人になるなら城の外へ!
一緒に居てくれるつもりもないのに戻ってきた。
三話を超えるコンボが最後の最後で決まってしまって……。
だんだん遊ぶ回数が減っていたようですが、タナッセの籠り明け以降はたまたま会えば話したりはするけどわざわざ声をかけて遊んだりはしなかったんでしょうね。
石壁ももうほとんど使ってないと言っていましたが、最後に使ったのは籠り前だったりしてと想像しています。
ところでタナッセ→ヴァイルは高印愛高印友が低印友かマイナス(行幸辺りからのヴァイル分からん連呼、「祝福の徴」)っぽいので、ヴァイル→タナッセは同状態から印愛のみ反転(「いる理由」)と、ここでも見事に噛み合ってないのだろうと解釈。
噛み合わなさがポジティブな方向に向かえばいいのに、この従兄弟はネガティブな方向へしか向かわない。
記事名はささくれさんの「SINGI」から。