いわゆるフリーゲームに関する感想や二次創作メインに投稿しています(2023年現在)。取り扱い作品:『冠を持つ神の手』

2023年3月26日日曜日

夢を見る鳥

 読んでいる医療漫画に出てくる定年間際の高柴先生が久々にジジ萌えに火を付けてきました。おかげでプチローニカブームです。そう、じじはいいですね……。

 私は反転憎悪ヴァイル萌えからヴァイル好きになった派なので、反転憎悪の話がしたく。
 と言うわけで今回は反転憎悪ヴァイルメインです。
 タイトルは「類いなき籠」の小鳥ヴァイルであり、ずっと一緒に居られる誰かを夢見るヴァイルであり。夢見鳥はチョウはチョウでも蝶ですが、まあ置いておいて。
 
 「類いなき籠」の詩はモゼーライベントで未発表と分かりますが、あからさま過ぎて未発表にしたのか、三作目に載っているのか、実は即興詩で乗り気しなかった「詩歌披露会」の不出来詩と地味に対になっているのか、私の中で結論を見ません。
 一応ディレマトイ氏本人曰く「既に書いてあった物」らしいですが。
 
 
 まずヤンデレが好きなので実のところトッズやティントアも好きなんですが、じゃあ何故ヴァイルでは二次をやっているかというと、下記三点に尽きると思っています。
 あのヴァイルをヤンデレさせちゃったという衝撃。
 外出許可を出さないとか単純に飼い殺しとかではなく監禁する衝撃。
 断絶しないのか、そうか、そうなのかという衝撃。
 衝撃解消のためにも書かないとすっきりしない。
 
 愛情ヴァイルは投票コメントでも言われているとおり、やんちゃ坊主から儚い乙女に印象移行が起きるし、友情ならやんちゃ坊主のままだし、垣間見える過去話でそれなりに重さを背負ってはいそうでしたがまさか監禁して満足そうにするとか一筋も考えつきませんでした。
 というかどちらのルートも私はピンと来なかったため、「かもかて」をいう面白い物語を構成する一人の登場人物をよく知る目的で無警戒に反転憎悪したんですね。何故警戒しなかった。攻略対象の主軸になるキャラだぞ。
 前にも書いたように思いますが、遡って愛友大好きになるくらい萌えましたとも、反転憎悪。憎悪エンド埋ーめよ、などという気軽な気持ちを張り飛ばすエンディングでした。
 
 父も母もいなくなり、ミラネとばあやもいなくなり、タナッセとも距離が出来、それらに付随する事象があり……最後の最後になって現れた希望のことは、自分の監視下に置きたかった、と。
 城でもそうでなくても、もうヴァイルの許可なしにはそこよりどこかへは行けない。
 両親もばあやも引き留められず、ミラネもタナッセも引き留めなかったヴァイルの諦観の中、唯一の我儘(タナッセには性別裏切りに遭ってからもしばらくは引き留めたい気持ちが垣間見えるけど)。
 我儘と形容するには監禁はなかなか可愛くない行為ですが。しかも断絶しないと来た。
 タナッセの件を一方的な裏切りエンドと称するのなら、この件は一方的なずっと一緒エンド(語感最悪)。
 
 確かどこかで、主人公とヴァイルはせっかく未分化なのだし成人の儀の性別選択は可能性半々がいいと何度か触れた気がします。女分化ヴァイル可愛いですしね。
 愛情はともかく反転憎悪は当初の予定通り男になるだろうヴァイルを追いかける形で主人公が女を選ぶと私的には一番萌える、というのが結論です。
 このブログの主人公は母親を助けるべく男になる気で、亡くしてからも消極的に男でいいやという考えでしたが、ヴァイルのために女を選びます。結果監禁だけども。
 
 以前はこの思考の主人公とヴァイルだと関係は停滞すると思ってました。なんなら主人公早死に。死因はヴァイルとの関係とか色々。テエロ込。
 今もその考えはありますが、一切逃げようとしない外に関心を示さない主人公に、監禁はやめないまでもヴァイルの態度がやや軟化するのは全然アリだな萌えるなと思うようにもなりました。塔の一室と俺だけで満足してくれるもう一人って、健全じゃないけど事ここに至ったらそう悪くはない展開かなと。
 主人公長生きしても全然いい、せっかくヴァイルが満足げなんだから。
 
 しかし監禁主人公との間に子供が生まれたらややこしそうです。印持ちならなおのこと。
 ところで双子で片方だけ印持ちってあり得るんですかね?