ディットン関係の描写を改めて見直しているのですが、いつの間にか読み込んでしまっていけません。
そして当然ディットン現地の描写がある外伝は重要参考文献であり、結局まるっと読み直す羽目になるという。
しかし何度読んでもタナッセがヴァイル好きすぎる。なんでここまでヴァイル大好き感出しといて自覚しないんだこいつ……と思いますが、そこの事情も克明に記されているわけで、結局は公式お墨付きの相性の悪さがどうしようもない。
あと、タナッセさん定期的にヴァイルと顔合わせなくなる期間出来ますね。タナッセが顔合わせづらくなったりヴァイル側が引きこもっちゃったり理由は様々ですが。
中でも誘拐事件後ひと月まるっと会ってない描写からのいつも通りなヴァイルはこう……ヴァイル頑張ったねとしか言えません。あっちのひと月ってこっちのふた月に当たるのに。
読み返せば読み返す程あの描写とこの描写が繋がってると理解が進み、二人の詰んでる度が増していく。
私はタナッセ×主人公もヴァイル×主人公も書いている身なので、ぶっちゃけ申し上げますとそういう意味ではフラグ全折りありがたいんですけど、一つの話としてはひたすら渋みのある展開だと思います。
とはいえ。
「ささやかな儀式」で垣間見られるように、飽くまで家族としての距離感ならおおごとにはならないんですよね、二人は。
タナッセがヴァイルに口うるさく言いつつも場は和やかに進んでいって解散するだけのエピソード(感情値で変わるものの)。
恋愛絡まなきゃ、喧嘩しがちだけどなんだかんだ仲の良い兄弟、で終わる。
現実でも恋人としては上手くいかないのに友人としてなら仲がいいとかよくある。そうなる過程エピソードがどれも酷すぎる? それはそう。
いわゆるフリーゲームに関する感想や二次創作メインに投稿しています(2023年現在)。取り扱い作品:『冠を持つ神の手』
2023年5月7日日曜日
外伝ヴァイルの可哀想さは天井知らず
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冠を持つ神の手