いわゆるフリーゲームに関する感想や二次創作メインに投稿しています(2023年現在)。取り扱い作品:『冠を持つ神の手』

2024年11月10日日曜日

自分解釈を更に解釈される段

 オーダーメイド香水の店「Scently」で去年タナッセと主人公のカップル香水を頼みました。
 タイッツーには投稿していたのですがこっちにはどんなものが届いたか投稿していなかったので今更記事作っています。
 タナッセ愛情B想定でオーダー。

TOP
Tealeaf,Bergamot,Ginger etc
MIDDLE Kinmokusei,Rose,Suzuran etc
LAST Cedarwood,Frankincense,Guaiac Wood etc

 タナッセは金木犀、主人公は鈴蘭、二人の関係は薔薇で説明が書かれていました。ストレートに薔薇が来てやや面映ゆい。
 以下、添付メッセージから一部抜粋。

 タナッセ:金木犀は懐かしい印象のある香りで、香りの強さに比べて、見た目がとても目立たない花です。優しさを隠し持つ彼にフィットする香りではないかと考えました。

 主人公:鈴蘭は気品ある香りが印象的です。聖母マリアのベールに似ていることから「純粋」という花言葉を持つ鈴蘭は、子供っぽく可愛らしい一面を秘めた彼女と重なるところがあるのではないでしょうか。

 二人:「あなたを愛しています」という花言葉を持つローズの華やかな香りもきっと似合うでしょう。

 折りたたみ以降は字数制限にめげながら詰め込んだため読みづらいオーダーシート。
 この素人オーダーから作って貰えるのすごいサービスですね。


■オーダーシート


・大人っぽさ・セクシーさ
あまり感じられない

・一番似合う飲み物
その他
果実酒


・世界観やキャラクターの背景情報
ゲームの舞台は三足族という種族による単一国家。
三足族は生来の性別が存在せず、成人年齢である15歳に男女を選択することになる。
この国は神から授けられたとされる印を持つ者のみが王となり、王の子であっても継承権はない。王とその継承者はその世代に一人ずつしか存在しない=印を持つのは二人のみ。
魔術師は一般的ではなく、この世界の唯一神と敵対するおぞましき存在とされている。

男性:
今代の王の一人息子。子供の頃従弟である次代の王候補に無自覚の恋をしたが、完璧な母王に不出来な息子であるという劣等感等から上手く立ち回れず、関係は決裂している。本人は己を母王を支えきれず城を出て行った父に似て惰弱で印を持たない不出来な存在と感じているが、実際はそこそこ優秀。
女性:
突如現れたもう一人の次代王候補(主人公)。当初は無性。ある村で母と暮らしていたが、事故で母が他界。額のあざを隠せという言いつけを忘れたことで発見された。村では母子ともに陰湿な迫害を受けていた。幼少期より教育を受け血筋も確かな候補者に勝つことは考えていないが、存在を主張しなければ飼い殺し、あるいは存在自体を邪魔に思う勢力に暗殺されかねないという思いで当初は王を目指すと宣言する。

王子は主人公といがみ合うが偶然出会った魔術師に印を移し替える儀式があるとそそのかされ実行に移す。その背景には突然の環境の変化にもめげず、何度どんな厭味を言おうが何をしようが反論し、野心に溢れ従弟を玉座から蹴落とそうとする主人公を怪しむ気持ちと、同じ印持ちならば従弟を支えられるのではないかという気持ち、印がないこと自体への劣等感があった。
印の移し替えは上手くいかず主人公は五日間生死の境を彷徨う。当然王子の告発を進言されるが、彼から滲んでいた苦悩や村での陰湿で遠回りな迫害と異なり真っ向から対立してくれたのをどこかで嬉しく感じていた事実、加えて母の突然の死を受け入れられず消極的な自殺として王子といがみあっていたと自覚したことから憎らしい感情はなくなっていた。その上今回の所業がばれれば処刑されるのは必至であるのに隠蔽工作などせず馬鹿正直に助けてくれたことから、自分で自分を見捨てていた主人公は彼に愛情を抱くように。
王子も死にかけて尚彼を赦しあまつさえ愛情をくれた主人公に絆され、今後は何者からも守ると約束する。


・第一印象の性格とまわりから見えにくい内面性格
男性:
第一印象は、皮肉屋で親しい仲の者もおらず、神経質な人物。従弟ともいがみあっていて、印持ちに対する憎しみが感じられる。実際は子供時分から周囲に従弟の王配になると決めつけられ厭味を投げつけられて頑なになっていってしまった生真面目で繊細な青年。従弟との不仲も、父母が死に親しい従者とも離別し侍従頭には裏切られた従弟を支え続けたものの、父母が健在で城嫌いな王子とは噛み合わず関係を悪化させていってしまっただけで、実際は非常に面倒見が良い。過去誘拐されかけた従弟を救えなかった非力さから適性がないにも関わらずひそかに武術の修練を行うなど、本来は努力家。彼の厭味に傷つく選択肢で愛情が上がるなど、優しく支えたがりな性質でもある。領地を得ることを頑なに拒んでいたが、主人公を守るため領主という地位を得ることに決めるなど大切な人のためならいくらでも動ける。
女性:
第一印象は、年齢の割に大人びた言動を取り、貴人としての教育も印持ちらしくどんどん吸収していく優秀な人物。やられたことはきちっとやり返すタイプでもある。実際は支えたかった母を事故で亡くしてから生きる目的を無くし、与えられた「王候補」という呼び名にすがった年相応の子供。王子に地下湖に落とされたり、儀式で死にかけた際には生を容易く手放すなど、生きる気力は尽きかけていた。ずっと気を張って生きてきたので優しくされると弱く父を知らないため年上の男性にも弱い傾向にある。三つ年上の王子にも同様で、それまでの境遇上我が儘こそ言わないが彼にすっかり甘え頼りにするようになる。


・イメージしたい香りの希望
途中までの関係は苛烈ですがお互い好意に反転してからはとにかく甘ったるい関係なので、あまりきつい感じの嗅ぎ心地になると違うかな、とは思っています。
また、当世風の明るくきらびやかなハイ・ファンタジーではなく、「指輪物語」を初めとした古典作品の雰囲気漂う世界観のため、あまり現代的な匂い構成過ぎてもイメージと違うかもしれません。


・苦手な香り
人工甘味料を思わせる匂いや、洗剤・柔軟剤のホワイトフローラル系の匂い。